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NEWYORK流!リアルディスプレイトレンド5つのキーワード

更新日:2023年7月30日


4年振りに訪れたホリデーシーズンのニューヨークは、デパートメントストアやブランドショップなど、華やかに彩られたショーウインドウが、街を行き交う人々の目を楽しませていました。たくさんのディスプレイを視察した中で、浮かび上がったリアルディスプレイの、5つのデザインキーワードをご紹介します。



Keyword 1 Red colour ホリデーシーズンは「赤」が主役!

「赤」は、ホリデーシーズンを象徴する色。

五番街のさまざまなショップのディスプレイで使われていました。特徴的なのは、赤1色だけの演出。ほかの色を混ぜない、1カラー訴求により、空間にインパクトをもたらせ、前向きな印象をも与えます。

赤を見ているだけで体温を上昇させる効果があると言われているように、心も体も温まり、高揚感を高めて購買意欲へと繋がる色のパワーが隠されていそうです。

実は私の好きな色も「赤」。手帳やマグカップなど身近な物に赤をコーディネイトしています。毎日、少しだけテンションを高めるのにもおすすめの色です。



Keyword 2 Animal props 大人も子供も「動物」のディスプレイに夢中!

今年のメイシーズのウインドウディスプレイは、メインキャラクターのトナカイを中心に、キツネや白熊などたくさんの可愛い動物たちが登場。道行く大人も子供も夢中になって、ウインドウを覗き込みます。私もこのウインドウを見た瞬間に「うわ〜可愛い」と思わず呟いていました。

熊がマスコットのラルフカフェや、ペンギンが行進する、アンソロポロジーのウインドウディスプレイなど、たくさんの動物たちが、ホリデーシーズンの主役になって人々を楽しませてくれます。



Keyword 3 Hand work 最旬トレンドは「手仕事」の アートディスプレイ!

ニューヨークで芸術的なウインドウディスプレイを披露しているのは、世界にひとつだけのデパート 、バーグドルフ・グッドマン。1901年に創業した老舗デパートは、常に斬新なアイディアでファッション界をリードする存在です。

このウインドウディスプレイは、2月から始まり約100人が10,000時間かけて制作するそうです。メタルクラフト・モザイク・張子・紙の彫刻など、芸術や工芸の要素をウインドウディスプレイに取り入れています。高さ7mの大きなウインドウディスプレイに、手仕事によって装飾された圧巻のスケール感は、ここでしか見られない体験価値がブランドストーリーと共に語り継がれています。



Keyword 4 Big size 誰もが必ず立ち止まる! ビックサイズのディスプレイ

人々の「目に留まり」「足を止めて」「心を動かす」。ディスプレイには、人々の行動と心理に働きかける不思議な力があります。ビックサイズのディスプレイは、この3つの役割をすべて果たしてくれます。日常の見る景色とは明らかに違うものや、常識の範囲内で思考する回路とは別の状況を提示されると、見る人の興味・関心を呼び起こす効果があります。

大きな足が壁面に設置されているのは、ショーフィールズ。高さ5m以上ありそうな足のトンネルを通って次の売り場へ移動します。なんとも不思議な空間体験は、好奇心を刺激する非日常空間なのです。

サンタの巨大な顔や、マネキンの背丈まであるショッパーや、巨大なキノコのオブジェなど、実際にこのディスプレイを見た時のインパクトは今でも忘れないくらい、記憶にも残るディスプレイです。

突如として現れる、ビックサイズディスプレイは、サプライズ好きのデザイナーが楽しそうに考えたディスプレイでしょうか?これぞ、ニューヨーク流と言えそうです。



Keyword 5 Dense space 空間を埋め尽くす、密集の美学!

最後のキーワードは「密集」。不思議なキーワードですよね?

日本と西洋の空間構成には、大いに違いがあります。日本では空間の余白を生かしたディスプレイデザインを好む傾向がありますが、西洋では空間を埋め尽くすような、ボリューム感のある装飾性を好む傾向が見られます。

バーグドルフ・グッドマンのウインドウディスプレイは、空間を埋め尽くすほどの装飾品や商品の数々。ラルフ・ローレンの売り場でも、空間の余白を感じさせない、商品が連続的に視界に入ってくるようなディスプレイ手法です。スワロフスキーのコンセプトストアでは、オクタゴン(八角系)のロゴシルエットが壁面を埋め尽くしています。

20数年前に、初めて「密集」ディスプレイに遭遇した時は、圧倒されて、これが美しい世界観なのか?疑問だらけでした。今は、密集の美学に夢中! 見る人の想像力を掻き立てる、宝探しのようなワンダーランドにハマっています。



リアルディスプレイトレンド・5つのキーワードいかがでしたか?

今回は、視察後の速報としてレポートをまとめましたが、来年2月には、セミナー形式の視察レポートを開催する予定です。このサイトやインスタでも開催情報を告知しますので、ご興味のある方は、チェックしてくださいね。


※画像は、2022年12月に現地で撮影したものです。



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